幸せになるためにやりたくないことを見つけましょうというお話
就活ルールが廃止になったという話、皆さん知ってます?
2021卒、つまり今の大学2年生(ワシらの代)から従来の就活ルールが適応されなくなる、というお話です。
下記のnoteがけっこう分かりやすいから読んでおいた方が良いと思う。
今までは、
6月から面接開始!3月には情報解禁!じゃあそれまでに長期インターンとかやったり、ES(エントリーシート)の書き方勉強したり、あれやってこれやって、、、
となっていたのが、
いつでもインターンするよ!いつでも面接するよ!いつでも内定出すよ!いつでも入社出来るよ!
みたいになるわけです。
これによって、今までは4年から就活が始まるから、3年の間に長期インターンをやりたいな、そのためには2年のうちに単位取っておかないとだし遊びもやれるだけやっておこう、、、
みたいな、就活を軸にした逆算、決まったレールが僕らの代から良くも悪くもぶっ壊されることになるわけです。
よって、こういったレールがない以上
お前の人生、何がしたいの?
どういった生き方がしたいの?
君の理想は何?
といった内面への問いをベースに、今後のキャリア・生き方を考えていくのが重要になっていくんじゃないかなあと思うのですね。
そうなると、多くの大学生がこの悩みにぶちあたることになると思います。
「俺(私)のやりたいことって、何???」
僕も大学に入学してすぐからこの悩みにぶつかり、色々な本を読んだり、人の話を聞いたり、行動を起こしてきました。
その結果、やりたいことはある程度見つかったし、見つけるためのアプローチも色々と学びました。
やりたいことが見つかると、人は幸福度が高まると思うのですね。
だから今の状態でもある程度は幸せなのですが、もう1つの可能性にも気づいてしまったのです。
やりたいことが見つかると幸せになるのなら、逆もまた然りなのでは??
つまり、やりたくないことをやらずに済むならそれもまた幸せになれるよね?と思ったのです。
例えば、
(幸福度)
=(やりたいことをやっている度)+(やりたくないことをやっている度)
という式で表すとします。すると、下のグラフのようになります。
現在の幸福度は50です。
そこで、もっと幸せになりたい!幸福度を100にしたい!とすると、
①やりたいことをやっている度を100から150にする
②やりたくないことをやっている度を-50から0にする
の2つが考えられます。
今まで①ばっかり考えていたのですが、②も有効な手段だよね?と今更ながら気づいたわけです。
また、別の視点からやりたいこと・やりたくないことを見てみました。
イメージとしてはこんな感じです。
ザックリですが、世の中に対して
何とも思わないこと:6割
やりたくないこと:3割
やりたいこと:1割
くらいの感じなんです、僕の中では。同じような人もけっこういる気がしています。
とすると、最初から全体の1割しかないやりたいことを探すよりも(実際けっこう苦労したし)、
3割あるやりたくないことを潰していく前提で今後の指針を立てていく方が、効率的なのでは?と思いました
確率で全体から余事象を引いて解を出すようなイメージですね。
それでやりたくないこと全部やらなくて済むように出来たら、人生イージーモードになるんじゃない?という仮説です。
物は試し、早速自分のやりたくないことを書き出してみましょう。
・嫌いな人間にペコペコしたくない
・時間を拘束されたくない
・満員電車に乗りたくない
・形だけの無駄なレポートや課題に時間を使いたくない
・自分が意義を感じない商品、サービスを営業したくない
・テレアポしたくない
・暑い中外に出たくない
・無駄な会議やミーティングに出席したくない
・面白くない授業に単位のためだけに出たくない
...などなどが挙げられました。
これらを将来的にやらずに済むのなら、僕の幸福度は爆上がりします。
そのための努力をするべきなんじゃない?という。
皆さんもぜひやってみて下さい!やりたいことよりもスラスラ出てきて意外とビックリします。
しかしながら、こういう意見もあるでしょう。
”努力するなら、もっとポジティブな動機の方が良いよ!”
”そんな消去法みたいなやり方より、夢や志を持って努力するべきだよ!”
みたいな。
僕が高校生の時の予備校の担任がそうでした。
僕が千葉大学を志望した最たる理由は、
”家から近いから”
です。
上にも書きましたが、僕は満員電車が死ぬほど嫌いです。
しかし東京の大学に実家から通うとなると、恐らく朝の通勤ラッシュを避けることは不可能でしょう。
4年間も満員電車に揺られてまで都内の大学に通いたいとは思わないほど、嫌なのです。
そうすると、大学に通うという前提条件の下では、満員電車に乗らなくて済む千葉大へ通うことが僕にとっては幸福度の高い選択肢だったのです。
当時の担任には色々と言われましたが、今でも千葉大学に進学して良かったと思っています。
やりたくないことや嫌いなことって、基本的には主観で良いんですね。
他人にどうこう言われることではない。食べ物の好き嫌いと一緒です。
話がそれました!
では、やりたくないことを挙げたとして、それをやらずに済むにはどうすればいいんでしょうか?
手段は大きく2つあります。
(i)やめる
1つずつ見ていきましょう。
(i)のやめるのですが、言葉通りです。やりたくないことをさっぱりやめればマイナスが0になります。
多くの自己啓発本にも、”やりたくないことはその場でやめてしまえばいい!”と書いてあります。
それが出来れば理想ではありますし、僕も概ね同意して実行に移してきました。
しかし、もう1つの事実として、
多くの人が「辞める」という行為を極度に苦手としているということがあります。
多くのひとは「辞める練習」が足りてない。自分の意思で転校したり、部活辞めたりした経験がない。「自分で辞めるとどーなるか」って経験してないから、会社だってそりゃ辞めるの怖いよね。マレーシア人は「学校合わないな」と転校する。それが小さい頃の「辞めて結果を引き受ける練習」になるんだな。
— Kyoko Nomoto@KL (@mahisan8181) June 2, 2018
日本だと大変だというのもわかる。うちも日本の学校を辞めるときは周囲に絶句されたので、よくわかる。けれど、マレーシアで学校辞めるときは、「それはいいね」「ホームスクール行くのね」と肯定的な反応が多くてこれまたびっくりした。「辞めるの難しい」って人は、国や環境を変えてみるのオススメ。
— Kyoko Nomoto@KL (@mahisan8181) June 2, 2018
「辞める」ことが苦手な人が多いという事は、「辞める」という行為に否定的・排他的な人が多いことと同義でもあります。
僕自身、アルバイトやインターンを辞めた経験がありますが、
・この程度でここを辞める人はどこ行っても通用しないと思う
・所詮その程度の人間だったんだな
・ここで辞めてこのままクソみたいな人生を送るの??
・死ねと思った(過激派)
等々ボロクソ言われたのを今でも覚えています。
そんな環境ばっかりじゃ、そりゃスパッと辞めます!って言える人の方が少ないのは仕方ないよね。
また、辞めたくても辞められないといった状況もあります。
家庭を持つ父親・母親とかがまさにそう。嫌だからってそう簡単に仕事を辞めるわけにはいかない。
そこで妥協案としての、(ii)代替案を出す、です。主にこちらがメインです。
例えば、
仕事したくないなら、他に家族を養えるだけの収入源を得る努力をしたり。
時間を拘束されたくないなら、フレックス制の会社に入社、あるいはフリーランスを目指したり。
レポートを書きたくないからっていきなり大学を辞めるんじゃなくて、
・レポートがない授業を選択する
・友達にお金を払って書いてもらう
・レポートを自動作成してくれるAIの開発を目指す
等々いくらでも手段はあるわけですね。
このように代替案を出し、それを達成するための戦略を練り、努力を積み重ねていくことが幸せに繋がるのではないかと。
また、冒頭で述べたこれからの就活を考える上でも、このアプローチは有効になると思います。
スーツ着たくないので面接でスーツ着用の企業は候補から外す!といった感じ。
やりたいことが見つからない、何をすればいいのか分からん!という方の参考になれば嬉しいです!
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そうは言っても、
「いやいや、せっかくの人生、やっぱりやりたいことを全力でやりたいっすよ!」
という人もいるかと思います。そりゃそうですね。
そんな人にも、いや、そんな人だからこそ、まず最初にやりたくないことの列挙をやってみることをおススメします。
やりたいことというのは、世間体や周りの評価に影響されていることが多いです。
”将来的に英語を話せた方が良いだろうから英語を勉強しよう!”
”今後はAIが台頭してくるから、プログラミングをやっておけば有利だろう!”
というような、将来のためのリスクヘッジを、いつの間にかやりたいことと混同してしまうことは少なくありません。
もちろんリスクヘッジの勉強が悪いことというわけではないです。むしろ良いこと。
しかし、本当にやりたいことを内面から見つけるにあたって、中途半端な経験や浅い知識が邪魔になることも往々にしてあるのです。
だからこそ、「やりたくないこと」を明確化することによって、潜在的な願望を引き出すというステップを踏むことが有効になります。
僕が例に挙げた
”時間を拘束されたくない”というのは裏を返せば自由な時間が欲しいという願望です。
また、やりたくないことをやらないための努力が、いつの間にかやりたいことに昇華してるパターンもあります。
時間を拘束されたくないからフリーランスを目指す
→プログラミングの勉強を開始する
→プログラミングに没頭しエンジニアになる
というように、やりたいことが後から見つかる可能性も大いにあります。
「やりたいこと」のなかには、「やりたくないこと」が含まれていることが少なからずあります。
見逃してしまいがちなので、これを除去するためにも、まずは「やりたくないこと」の明確化をしてみて下さい!
※繰り返しになりますが、疲れるくらいなら無理に人生の目標ややりたいことを探さなくてもいいと思うので、やりたくないことを少しずつ減らしていくのも人生を幸せにする1つの方法だと思いますよ、、というのはお伝えしておきます。
何かこういうのブログで書いてくれ~~みたいな題材を募集しております。
質問箱を始めてみるので、そこからでもいいのでレスくれたら嬉しいです。
それでは。
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